沙耶の唄おもしREEEEEEE!

 このゲーム中の「認知障害」はさすがに明らかなフィクションなのですが、実際の認知において脳って奴はかなり面白いシステムになってます。

 例えば「木から落ちる赤いリンゴ」があったとする。普通の感覚では実に見た通りだが、このとき脳の中では「落ちる赤いリンゴ」がそのまま処理されているのではない。そのとき脳の中では、赤、リンゴの形、その動き、が別々に並列的に処理されているのである。
 つまり視覚に限っても形態、色、動きの三つの属性がそれぞれ大脳皮質の異なった部分で、別々に処理されたあと統合されているのである。

 わかり易い実例(認知障害)を(興味本位で)いくつか挙げてみると・・・。

色覚障害 色だけが失われ、世界が白黒写真のようになってしまう。逆に一酸化炭素中毒などで皮質の広い部分に損傷を受けると色覚だけが残るケースもある。

運動盲 静止した対象の知覚は正常だが、それが動くと知覚できなくなってしまう。

半空間無視 世界の左側が認識できなくなる。リンゴを描くと右半分だけ描き、服を着る時も左側を忘れる。これは眼球の問題ではなく、右頭頂葉の病変によるものらしい。またなぜか、左頭頂葉病変による右空間無視は非常にまれだという。

相貌の失認 人の顔の区別がつかなくなる。顔写真を見せてそれぞれの部分を指すと「これは目、これは鼻」と答えられるのだが「全体はなんですか」と問われると「何かややこしい物」と答えるような、概念そのものを失ってしまったようなケースもある。
 また顔であることは分かるのだが、犬の顔写真を見ても「毛深い人ですね」と答えるケースもある。

 というわけで、誰かえろい淫獣をください。

追記 奥涯教授の部屋にあった魔道書がわからん。ボイニッチ写本だけは分かったが・・・知ってる人教えてぷりーず。
 ちなみにボイニッチ写本は実在する本。17世紀に書かれたらしい全編暗号が施された本で(暗号は教会権力の目を逃れる為だろう)、その内容は錬金術、天文学、生物学、言語学、暗号術と幅広く中世科学の粋を極めたものだった。なお、暗号は現在もまだシカゴ大学で解読中らしい。

(*´-`)oO(本当に面白いのはEND2の奥涯教授の日記部分なのだがネタの根幹なのでここでは伏せ。秘密日記の方で。)

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